日本で食されるポピュラーな『タラバガニ』『ズワイガニ』『毛ガニ』の三大カニは、秋から冬にかけてが一番美味しくなる時期!
カニは多くの人にとってご馳走で、特別な時にしか食べられない食材ではないでしょうか?
たまにだったら購入できそうなお値打ちな物もいいけど、新鮮で美味しいものを求めると高級でなかなか手が出せませんよね。
品薄で人気があるものは値が上がる傾向ではありますが、カニが高いのはどうやら他の理由もあるようです。
そこで今回は、タラバガニとズワイガニと毛ガニで高いのはどれなのか、高級なワケを調査してみました!
タラバガニとズワイガニと毛ガニで一番高いのは?
毛ガニが高いことを初めて知った25歳 pic.twitter.com/T2nsQhgoWj
— @Lem (@nbekie_le) November 24, 2021
タラバガニとズワイガニと毛ガニで一番価格が高いのは、ずばり毛ガニです!
その次にズワイガニ、ほぼ大差はありませんが一番安いのがタラバガニ。
通販で扱うカニの相場はだいたい1㎏当り3000円から7000円で、高いのは1万円以上になることも!
毛ガニが高額なのは、生で食べた時の身の旨味の強さと、濃厚なカニ味噌が美味だから。
ズワイガニやタラバガニも十分美味しくてもっと頻繁に味わえるといいのですが、庶民にとってはなかなか手の出せない食材ですよね。
では、どうしてこんなにカニは高いのか、理由を探ってみましょう!
タラバガニとズワイガニと毛ガニで比べて高い理由
おはよう☕️水曜日の世界🦀
🗣今日は「カニの日」だよん🌚が好きな順番に勝手ですが
≧[゚゚]≦くん並べました🖐🏿
毛ガニ
ズワイガニ
タラバガニ
花咲ガニ …おいしいね👍🏿 pic.twitter.com/0q9KRCvYFZ— fumi坊2 🇺🇦 (@fumibaw2) June 21, 2022
- 美味しさ
- 旬
- 収穫量
- 取れる場所
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、『美味しさ』『旬』『収穫量』『取れる場所』が関係しているようです。
カニのプリプリで旨味がある美味しさは、皆さんも何度もまた味わいたいと思いますよね!
求める人が多い人気食材は品薄になりやすく、高くなってしまうのは仕方がないのかも。
旬の時期が冬なので、お歳暮などの贈答品や、年末年始食材で扱われることも多いのも原因の1つと言えそう。
またカニは成長が遅く、養殖ができなかったり繁殖が少なかったりすることも、収穫量に響いている様子。
取れる場所にも関係があるようですが、価格が高くなる原因をそれぞれ見ていきましょう!
▲北海道産だから美味しさが違う!▲
美味しさ
@sawana_mahu ふつうに旨そうだったんだけど。
かに料理(カニ・蟹)
肉厚でジューシーなタラバガニ、蟹味噌がたっぷり入ったボリュームのあるズワイガニ、ほのかな甘みのある身が特徴的な毛ガニ。どのカニも甲乙付けがたい美味しさです pic.twitter.com/k8s5HnHPIe— 語彙力豊 (@surippaaaaaa) September 20, 2014
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、それぞれ特徴が違ってどれも美味しくて人気があるから。
タラバガニはボイルや焼きガニで食べるのがオススメで、特に脚の身は大きくて食べ応え抜群♪
ズワイガニは身がみずみずしいので、生の旨味と甘みで満足できること間違いなし!
身がプリプリ、なめらかで濃厚な味噌をもつ毛ガニは、カニ味噌好きなら病みつきになってしまう味です。
満腹感と旨味に加えて癖になる味噌も味わえるカニは、美味しくて人気があるのでどうしても高くなってしまうのかもしれません。
旬
網走の毛ガニは今が旬!!#網走 #毛蟹 #刺身 #甲羅盛り pic.twitter.com/qj5TLdlFEM
— カネ活渡辺水産 (@HUdrTyYwuxNdVFr) April 5, 2022
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、旬が冬の期間限定で、脱皮する直前で身が詰まってより美味しくなっているから。
タラバガニの旬は11月~2月で、身が多くお値打ちなことからお歳暮や年末年始食材として人気!
ズワイガニは取れる場所によって旬の時期が違いますが、日本海では12月~3月、北海道は4月~5月です。
毛ガニはほぼ一年中水揚げされるので旬の時期はありませんzが、寒い冬はプランクトンが豊富でサイズも大きく身がギッシリになります!
現在は冷凍技術の発達で一年中食べられますが、一番身の詰まった美味しい旬の時期が、冬の期間限定となるので高くなってしまうのでしょう。
収穫量
ズワイガニの稚ガニが減少しているというニュース心配です
昨シーズン福井で食べたカニです
この冬の旅、今回はより西へ
しばしおつきあいください pic.twitter.com/7vHQvsKd2O— moribijoux (@chsn_hsk) January 3, 2020
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、収穫量が制限されているから。
カニは成長の速度が遅く、市場に出回るサイズになるまでに7年~10年かかることも!
特に毛ガニは繁殖力が弱く、獲りすぎてしまうと次の時期が減少してしまうので収穫量が制限されているんです。
制限された量で流通しているので、数が少なくてどうしても価格上昇に繋がってしまうんですね。
過去に制限なく獲りすぎたことで漁獲量が年々減少していましたが、近年の取り組みにより2022年以降は増加して行く見込みになったとか。
今後はカニの収穫量が増えていって、人々が購入しやすい価格まで下がると嬉しいですね。
取れる場所
今夜は彼女様の誕生日パーティーをスカさんの家でやるんだけど、親方奮発してカニ祭りになった!!
毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニ(ヤドカリの仲間だよ♪)
今年蟹🦀取れないから高いんだけどもエグいくらい高いの揃った♪♪
彼女様様です(-∧-)合掌・・・ pic.twitter.com/idHcdRf5sX— 遠藤(Scarlet)∞ ♪♪ʅ(๑ ᷄ω ᷅ )ʃ♪♪ (@impact_scarlet) January 29, 2022
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、取れる場所が海で、原油高により大型船の燃料費が増えたから。
カニ漁に使われるのはエンジンが大きい大型船で、漁場は種類で異なりますが沖合30キロまで約2時間かけて出るものも。
カニ漁をする大型船は消費する燃料が多く経費が増え、近年の原油高によってさらに価格が高騰したと考えられます。
また、日本では北海道をメインとして各地でカニが獲れますが、海外の輸入がなんと半分以上も。
海に囲まれている日本は、船か航空機で輸送してもらうしかないので、どうしても輸送費が嵩みます。
原油高で燃料費が上がり経費も増加したことが、高くなった理由の一つのようです。
▲北海道産だから美味しさが違う!▲
タラバガニとズワイガニと毛ガニは社会情勢を受けて高い?
カニの食べ比べセット。ズワイガニと毛ガニとタラバガニのセットなんですが、この量で3780円はちょっと高いですね。 pic.twitter.com/9WNw0EeXA7
— 中村大輔🇯🇵(国際政治学者) (@nakamuradays) February 1, 2019
- ロシアからの輸入減少
- アメリカが漁獲量の大幅な変更
- 海外でカニの需要が増加(主にアメリカ、中国、東南アジア)
- 日本食が海外で人気
タラバガニとズワイガニと毛ガニが高いのは、輸入や漁獲量の減少、日本の需要増加が影響しているから。
日本はロシアからも輸入をしていましたが、2014年の輸入規制に加え、他の影響も重なって輸入が激減。
アメリカではズワイガニの漁獲量88%減を発表したことで、加工業者が必死で食材を集める事態が発生。
中国や東南アジアでも、海水温の上昇等の影響で漁獲量が減少し日本にカニを求めるように。
さらに近年の社会情勢で自粛していた飲食店が再開し、人気のある日本食は海外からの需要が増加傾向にあるんです。
輸入や海外の漁獲量の減少に加え、日本食の人気によって需要が増え、国内外でカニの争奪戦が行われたため高くなっているんですね。
タラバガニとズワイガニと毛ガニは通販だと高い?
お取り寄せモノ🦀
しっかり身が詰まっていて、無言で美味しくいただきました😋#蟹 #カニ #毛蟹 #毛ガニ #ズワイ蟹 #ズワイガニ #タラバガニ #たらば蟹 #お取り寄せ #通販 #通信販売 #お正月 #謹賀新年 #新年 #newyear #平成31年 #2019年 #平成最後のお正月 #foodpic #foodshot #foodphotography pic.twitter.com/MxfBMr1E4l— hi63ki (@hi63ki_T) January 4, 2019
タラバガニとズワイガニと毛ガニは、店舗よりも通販で購入した方が安くなります!
近年の社会情勢も影響しているので、カニ自体が高いのはどうしようもありませんが、少しでも安く購入したい方は通販がオススメ♪
なぜ通販の方が安いのかというと、産地からの直送によって輸送費や作業のコストカットできるから!
店舗販売だと仕入るための輸送費、梱包や価格の表示をして店頭に並べる手間も増え、その分コストが上乗せされてしまうんです。
通販で気を付けたいのは、安すぎると古いカニや身のない殻が入っていることもあるので、漁協直営のサイト等で購入すると安心ですよ。
まとめ
今回は、タラバガニとズワイガニと毛ガニで高いのはどれなのか、高級なワケを調査してみました!
一番価格が高くて美味しいのは、身がプリプリで味噌が濃厚な毛ガニ。
高いワケは旬の時期が限定されていることや、収穫量の減少、原油高による経費の増加、海外でも人気で需要が増加している為でした。
10年もの長い歳月を海でたくましく生き抜いてきたカニの命を、みなさん感謝して美味しくいただきましょう♪
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